馬場研PD立石君の主著論文がPASJに受理されました。

馬場研PDの立石君が主著の”Study of the origin of the azimuthal variation of synchrotron X-ray spectrum from SNR RX J0852.0-4622″がPASJに受理されました。この論文では、超新星残骸RX J0852.0-4622から放射される2-8 keVのシンクロトロンX線スペクトルの空間変化と分子雲密度及び衝撃波速度を比較を行った。その結果、SNR全体で分子雲密度とX線Fluxが正に相関していることが分かった。また、SNRの南部ではX線Fluxと衝撃波速度も正に相関していることが分かった。以上の結果から、X線スペクトルの空間分布は、(A) SNRの北部は衝撃波と分子雲の相互作用による磁場の増幅、(B) SNRの南側は高速な衝撃波による磁場の増幅による電子の最高エネルギーの変化により定性的には説明できると結論を下した。詳しくはこちらをご覧ください。